今回初めての2日間開催ということで、2日共参加の私たちも手探りでしたが、多くの仲間と友人、そして何より多くのブースを訪れてくださった皆様のおかげで無事に過ごすことができました。本当にありがとうございました!

ブースを手伝ってくれた友人がスタンドを貸してくれたため、今回はじめてポスターを印刷してブースに飾り付けてみました。少しでもみなさんの目に留まったなら嬉しいです。

中量級ゲームである「ねずみ海賊ラッタニア」は試遊の開始時間を決めて希望される方に集まっていただく形をとりました。開始時間の少し前には多くの方に集まっていただくことができてスムーズに試遊を行うことができました。試遊の上、そのままブースまで来てくださってお買い上げいただく方も多く、本当にありがとうございました。

今回のゲムマにも、多くの海外の方がいらっしゃいました。
以前「トレインズ」をアメリカで出版してくださったAEGのトッドさんにも、OKAZUが苦心しながらラッタニアを説明しました。
今回の新作は「ねずみ海賊ラッタニア」と「かうんとり」の2作でした。

「ねずみ海賊ラッタニア」は、セイルトゥインディアと同時期、2013年にはシステムの構想ができていた作品です。5年がかりになるのですね。
私も大好きな名作「マネージャー」の値付けのような他プレイヤーとの連鎖を狙った同時決定を、行動プロットに使えないかと考えていました。ただそのシステムはかなりピーキーなバランスなので、いかに途中で脱落者を作らないかに苦心しました。一番の転換点は、手下コマの導入でした。手下コマを入れることによりアクションをしないけど、後ろの有利なアクションへのつなぎを作ることが出来ました。
今の形に落ち着いたのは、半年前です。そこからテストプレイ&調整の日々でした。特に人物カードと秘宝カードのバランス調整に苦労しました。
いつものメンバーに毎週のようにテストプレイをしてもらい、今のバランスとなりました。

「かうんとり」は、8月ごろに浮かんだゲームです。それまでゲムマ秋あわせで作っていた協力ゲームが、少し壁にぶつかってしまって頓挫してしまい、その代わりにと考えているうちに「かうんとり」のシステムができあがりました。
あまり積極的には私と勝ち負けのあるゲームをやりたがらない妻と、試しにテストプレイをしたところ、大笑いをしながらマイナス点であるカードを引き取っていたので、これはいける、と思って作成をスタートし、それ以降3ヶ月は細かいルールやお題の調整を繰り返しました。
特にお題の調整はかなり苦労しました。最初は10個あるものを探していたのですが、誰でもわかるものは少なく、その範囲を広げました。また、人によって得意な題目が違うこともあり、その調整にも苦労しました。
割と後になってから「ねこカード」のルールが追加され、手番ではないプレイヤーにも緊張感を維持してもらえるようになったのが良かったなあと思っています。
ただいまリゴレ様やバネスト様で両作品のお取り扱いも始まりましたし、まだまだお取り扱いいただける店舗さまもお待ちしております。過去作と合わせて、秋新作2作も多くの方に遊んでいただけるととても嬉しいです!