ヤポンブランドの一員としてお手伝いをさせていただき、OKAZU BrandとしてはTrick of the RailsとTRAINSの二作で参加いたしました。

前々日から現地入りし、前日の設営から作業の連続でした。
今年は日本からの荷物の到着が予定より遅れたのですが、現場の皆さんの連携の賜物か大きな混乱も無く準備することが出来ました。

Asmodeeブースでは、OKAZU Brand発のひも電(String Railway)の看板も出ていました。
日本の同人ゲームから海外版にまでなってくれて、本当に感無量です!
発売8日間で1400個売れ、限定数発売のコレクターズエディションはEssen前に売れてしまったとAsmodeeの方から聞きました。私たちの作った数の何倍でしょうか……多くの人に遊んでいただけたら嬉しいです。

TRAINSはあらかじめBoardGameGeekなどで、先行して日本から購入してくださった外国のレビュアーさんから評価をいただけていたためか、初日30分前にはブースの前に列ができてしまいました。
120個日本から持って行ったうちpre-buyで注文が100個に到達し、残りの20個を求める方達が殺到することになってしまいました。
この列にならんでくださった方全部に行き渡ることができなかったのですが、皆さん「とても残念だけれど、売り切れおめでとう。再版を楽しみにしているよ」と祝福してくださいました。
願わくば、どこかのパブリッシャーに拾ってもらえたらそちらで再版がかかるのですが……TRAINSは本当にやりたいことを採算度外視で作ったゲームでしたので、同人でやるにはもう体力が保ちません!

売り切れの後も、TRAINSをやってみたいというお客様が何組かブースにいらっしゃって、プレイを楽しんでいただきました。
展示用サンプルでいいから、プレイサンプルでいいから譲ってほしい、という方まで出てきて、ボロボロで申し訳ない気持ちになりながらも出来るだけご要望に応えるようにしました。

私たちの泊まったホテルもEssen参加者ばかりで、サンダーストーンなどのAEGの皆さんとレストランでご一緒する機会も多く、AEG版「ラブレター」が発売されたばかりのカナイセイジ氏のゲームを中心にヤポンブランドのゲームを会食のついでにプレイしていただきました。
さすがデッキビルドは慣れたものです、英語でルール説明できず戸惑う私たちをよそに、「これはコスト?」「手札は何枚?」とポイントだけ質問しながらもの凄い速さでTRAINSを遊んでくださいました。

2日目の朝には、Trick of the Railsも完売いたしました。
日本でも海外でも、通好みのゲームのようで、TRAINSと一緒に予約するいかにも鉄道ゲーム好きの方か、ピンポイントで狙ってくるトリックテイキング好きの方に買われて行った印象です。

私たちのゲームだけではなく、ヤポンブランド全体のゲームが好評で、今年は相当早い時期にかなりのゲームが売り切れとなってしまいました。また、ブースを直接訪れてヤポンブランドのゲームに興味を示す海外パブリッシャーや、日本で出版してもらえないかと持ち込むデザイナーの方も多く見られ、日本への注目度が増していることを感じました。
またEssenに持っていけるような、多くの人に楽しんでもらえるゲームを作ることを目標に頑張っていきたいと思います。
ヤポンブランドのみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
会場からのヤポンブランド作品紹介のUSTの録画です。TRAINSは38分付近からの紹介です。
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